姫路駅の上り新幹線のホームから、姫路城がよく見えます。
そして、駅からお城へは、
大手前通りが、真っ直ぐ伸びています。
私は、大手前通りを歩くのが、好きでした。
また大手前通りを左右横切る様に、商店街が幾筋もあって、
その商店も、新旧様々な小さな店が混在し、
迷路を楽しむように、歩きました。
いま、ここから見ると、
左右の建物は、以前はもっと色彩色豊かでしたが、
看板が外されたり、シートが掛かってたりと、何となくグレーがかっています。
そうです。閉店している建物が増えたのです。
世の中、いろいろありますね。
歩いてる人、
観光に来ている人、
買い物を楽しむ人、
全体的に少なくなって寂しいです。
ずいぶん前の、姫路城が世界遺産に登録された頃、
観光の人が大勢集まるようになって、
お城の痛みが激しくなった、と聞いたことがあります。
と、すると、
今の状態は、お城にとっては悪いことでもないのでしょう。
人間が作った建造物なのに、姫路城だけが別格で存在しているように見えました。
姫路城には、
戦国時代と今の時代、
どう映るのでしょう。
そんなことを考えて、新幹線が来るのを待っていたのでした。
日本舞踊紫派藤間流 藤間紫希波
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